老人性乾皮症の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
91歳 女性
頑固な湿疹が背中や腕にできてなかなか治りません。
掻くとほかにも赤い湿疹が散らばってでてきます。
皮膚科では「老人性皮膚瘙痒症、またの名を老人性乾皮症」と診断されました。
ステロイドの軟膏が出され、つけましたが、かゆみがひどく、つけても少し楽になる程度でした。
しかしやめるとひどくなり、困って漢方薬と漢方の軟膏、漢方薬の入った化粧品のローションを保湿に顔と身体に付け始めました。
夏になるとよくなり、秋冬になると悪化する、の繰り返しでしたが3年目の今冬、ほとんどよくなり、電話があり「漢方の軟膏がとってもいいわ、それに漢方薬の入ったローションを付けると、みんなにきれい、きれいと言われて困っちゃうわ」と弾んだ声で話されました。
高齢になるとだれでも体の中の水分が減ってきます。
30代に比べて70代では平均30%体の水分が減ります。
その分、口や目も乾き、肌も乾燥してきます。
乾燥すると痒くなり、掻き毟ると肌の栄養も悪くなっていますから、治りにくいのです。
この方には当初、赤み、痒みをとる漢方薬。
赤みが落ち着いた現在は、皮膚を潤し、栄養を与える漢方に変えましたら、便通もよくなり、肌も潤ってきて、既述のように喜びの電話となりました。
化粧品も単なる保湿だけのものではなく、漢方薬の入ったものの方が効果的です。
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